はりきゅう体験記

#1耳鳴り イネさん80才 女性

イネさん
「ちょっとシンさん、最近寝ていると頭の方でピチピチッ!ピチピチッ!て音がするのよ。外で工事かなんかしてるんですかね。」
シン「頭の方には壁があるだけですよ。外も工事などしていないですよ」
イネさん「おかしいわね。ほらっ、今するでしょ?ピチピチッ、ピチピチッて」
シン「…しませんよ。なにも」
イネさん「するじゃないの、こんなにうるさいのに聞こえないの?」
シン「それきっと、耳鳴りとかの類じゃないですかね」
イネさん「そうかしらねえ?私は上の方で工事してると思うんだけども」
シン
「じゃあ試しに一度鍼してみましょうか。もしかしたら音消えるかもしれませんよ」
イネさん「そお?じゃあ試してみようかしら」
シン
「では仰向けに寝てください。はい、そうです。左耳の後ろにあるツボに入れますね。少し痛むかもしれません。悪い人程痛がる傾向にありますから。」
イネさん「…。」
シン
「私も耳の調子悪くて自分で刺したりするのですが、他のところに刺すより少し痛いですもんね」
イネさん「…。」
シン「痛みませんか?」
イネさん「全然痛くないです」
シン
「そうですか。ちょっとこのまま置いときますので首動かさないでくださいね」
イネさん「…zzz」
シン「寝てるっ!」
~しばらく経過~
シン「鍼取りますよ。おいしょっと」
イネさん「ありがとう」
シン「また明日来ますね」
~翌日~
シン「どうですか?工事はおさまらないですか」
イネさん「今日は音しないわね。工事してないようだわ」
シン「鍼が効いたのかな。たまたま今しないだけかもしれんですけどね」
イネさん「夕べは一度もしなかったわよ。なんでだろうね」
シン「そうですか、よかったですね。今日もしときましょうか」
イネさん「お願いします」

その後、稲葉さんに何度聞いてもピチピチ音はしなくなったという。
全体で考えると効果ないことの方が多いですが、イネさんには効いたようです。

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#2腰痛  ヤマさん45才  女性 痩せ型

ヤマさん「かめ吉さんとこは正月休みなんですか?鍼してほしいんですけど」
シン
「私のとこは、どうしても外せない用事でない限りやってますよ。私事なければ仕事やります。逆に言うと仕事やらない時は私事あります」
ヤマさん「逆をいう必要ないでしょう。」
シン
「いやあ、いつも治療してもらっている方が治療する立場なので、逆だなあと思って」
ヤマさん「…。まあともかく鍼してもらえるのですね?」
シン「いいですけど、どこがどうあるのですか?」
ヤマさん
「仕事柄座っていることが多いので、腰が痛くなるんですよ。夜中に痛くて目が覚めたり、朝起き始めが痛かったりします」
シン「わかりました。そういう症状は鍼効きますよ」
ヤマさん「そうなんですか、ではよろしくおねがいします」
~当日~
シン「うつ伏せになってください。腰に刺しますね。」
ヤマさん「ウウッ…。」
シン「どうですか」
ヤマさん
「痛くはないですけど、なんか足が締め付けられるような感じがします。」
シン「そうですか。そういう時は効果ありますよ」
ヤマさん「そうなんですね。ウウッ」
シン「刺し終わりました。このまましばらく置いときますね」
ヤマさん「はい、おねがいします」
~しばらく経過~
シン
「はい。鍼抜き終わりました。今日明日ぐらいまで背中張った感じするかもしれませんが、時間たてば収まります。」
~数日後~
シン「どうでしたか?」
ヤマさん
「確かに次の日まで背中の張りを感じていたのですが、鍼して二日目頃からすごくいいです。朝もつらくないです」
シン
「そうですか、よかったです。三日おきぐらいで何度か通われればもっとよくなると思いますよ」
ヤマさん
「そうですね、でも仕事の関係があるので一週間おきでいいですか?」
シン「構いませんよ」

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#3 腰が何となくだるい   熊さん35才 男性

熊さん「私、今度夜行バスで大阪に行くんですよ。USJに行くのです」
シン
「夜行バスでですか!大変ですね。私も前にバス使ったことありますけど12時間くらいかかるんじゃないですか。夕方出て朝方着くみたいな感じだったですよ」
熊さん
「そうなんですよ。何度か利用してるんですが、普段はそんなに腰悪くはなくても、ずっと座りっぱなしだとなんか違和感覚えたり、痛くなったりするんですよね」
シン「行く前に鍼打っといたら幾分か楽だと思いますよ」
熊さん
「いや、今はそんなに腰痛くないしですね。揉んでもらうくらいで十分だと思ってるんですけど」
シン
「そんなことないです。あなたのような痛みがさほどひどくない方にも十分鍼の効果がわかると思いますよ」
熊さん「でも鍼って痛いんですよね」
シン
「…痛くないです!長州小力が”キレてないです!”と言ってきた数と同じくらいの鍼灸師が”鍼は痛くないです!”と言ってます」
熊さん「…例えがよくわかりません」
シン
「いろんな鍼灸院のHPを見てみてください。みんな鍼は痛くないです!と書いてますから」
熊さん「じゃあ痛くないんですね」
シン
「少しは痛いかもしれないですね。といってもマッサージをされてイタ気持ちいい、という感覚みたいな感じです」
熊さん「なるほど、そこまで言うなら受けてみましょう」
シン「よーし、ハリウッドに行く為に鍼打っど」
熊さん「行くのはUSJです」
~鍼治療中~
シン「はい終わりました」
熊さん「ありがとうございます。では行ってきます」
~数週間後~
シン「どうでしたか夜行バス?」
熊さん
「イヤー、ほんとに椅子に座っていても全然腰が痛くならなかったですね。長時間座っていると何となく腰に違和感が出て、ストレッチとかしたくなるんですが、そういったものも出なかったですね。おかげでよく眠れました」
シン「それはよかったですね」

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#4 肩背部が痛い  オバマさん50才 女性

オバマさん
「かめ吉さん、仕事で背中痛めてどうしようもないのよ。鍼灸でどうにかならないかしら?」
シン「背中といっても範囲大きいですからね、だいたいどの辺りになりますか?」
オバマさん
「左右の肩甲骨の間ぐらいです。仕事は病院等の掃除係をしてるんですが痛くて仕事にならないんですよ」
シン「その辺りでしたら筋肉層もそんなに厚くないですから、あっさり治るかもしれませんよ」
オバマさん「そうですか、でも鍼刺すんですよね?」
シン
「もちろんですよ。鍼は刺さないと意味ありません。刺さなくても効くのは子供くらいです」
オバマさん「そうですか、でも鍼って痛いんですよね?お灸の方がいいかなあ」
シン「お灸ですか。痛さでいったらお灸の方が痛いですよ。おそらく痛さより体の中に入っていくという恐怖感から、鍼が嫌なんじゃないですか?」
オバマさん「そうかもしれません」
シン
「刺してみればわかりますよ。鍼灸院を選ばれる方は、病院やら整骨院に行ってよくならずに最終的に来られることが多いです。やっぱりみんな怖いんだと思います」
オバマさん「そうなんですね。じゃあ清水の舞台から飛び降りるつもりでやってみます」
シン
「あれは「命をかけて飛び降りれば願いがかなう」という一種の信仰的なものからいわれるようになったらしいです。実際江戸時代には年1~2人飛び降りていたらしいですよ。でも鍼灸は信仰とかおまじないとかの類ではありません。それなりに効く理屈があるのです」
オバマさん「…急にややこしい話にもっていきましたね。何か嫌なことでもあったのですか?」
シン
「ある大学の先生が、”鍼灸は治る根拠をもっていない”と思われてるようなんです。私も、根拠がないのにあたかも効いてるといって出回ってるものがあると思いますよ。でも効く根拠があるものもあるんですよ。その先生はそれを知らないだけなんだと思いますけどね」
オバマさん
「…そうですか。私は一般人なので痛みを取ってくれさえすれば何でもいいです。というかやると決めたのだからさっさとやってください」
シン「はっ、そうでした!あなたの勇気に感謝します」
~鍼刺し中~
オバマさん「う~ん、なんか悪いところに当たってる感じがします。効きそうです」
シン「終わりました。今日は出来るだけ安静にしていてください」
オバマさん
「わかりました。なんか今の時点でも痛みが軽くなってるようだわ。ありがとうございました」
~数日後~
シン「あっ、オバマさんこんにちは。背中の調子…」
オバマさん
「シンさん!次の日には痛みが無くなりました。おかげで仕事してても全く痛みが出ないですよ。」
シン「それはよかったですね。鍼がよく効いたみたいですね」
~数日後~
シン「こんにちは、オバマさん。どうしました」
オバマさん「背中直ったものだから仕事張り切りすぎて、今度は腰が…ううっ」

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#5 イボ  マーさん50才

マーさん「鍼する前にシンさん、この背中のイボ邪魔にならないですか?」
シン「取れますよ。お灸で」
マーさん「そうですか、でも痛そうですね」
シン「最初は痛いですけど、やってるうちに痛くなくなるみたいですよ。」
マーさん「そうですか。ここなんです。ほら背中に一個。」
シン「あーありますね。で一個じゃないですよ、ほらここに円錐形のが…。」
マーさん「これイボなんですか?てっきり副乳かなんかかと…。」
シン「副乳ってあの乳が退化したってやつですか。たぶんイボですよ。」
マーさん「そうなんですね。じゃあ二つともお願いします。」
~お灸中~
シン「どうでしたか?」
マーさん「最初は熱かったけども、やってるうちにそうでもなくなりました。」
シン「そうですね。取れ方なんですが、経験上二種類取れ方があって、一つは自分でひっかいた拍子に取れちゃうのと、もう一つはお灸の後にカサブタが出来て、そこから水分が出て、少しずつ小さくなるというパターンがあります。上手な人は一回やったら取れるらしいですが。私は一度で取れたことがないので何回かやります。
マーさん「わかりました。」
~数日後~
シン「こんにちはマーさん。」
マーさん「シンさん、取れましたよ。一つはカサブタが出来てますがだいぶ小さくなりました。もう一個の方は搔いた時にポロって取れました。」

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